環境にやさしい素材選び
紙・プラスチックの代替となる
エコノミーかつエコロジーな革新的素材LIMEX
LIMEX(ライメックス)は、炭酸カルシウムなど無機物を50%以上含む無機フィラー分散系の複合材料であり、紙・プラスチックの代替となる日本発の新素材です。
LIMEXを素材とすることで、原料に石油由来の成分を抑えプラスチック代替品を製造できます。
LIMEXは原料に木や水をほぼ使用せず、石灰石を含む無機物約0.6~0.8トンとポリオレフィン約0.2~0.4トンからLIMEX シート約1トンを生産可能です。
耐水性が高く、浴室や水回り、屋外や水中での利用が可能。
経年劣化に強く、高効率にリサイクルが可能です。
エコを謳う企業様にとって、木材資源を原料としないLIMEXを使った印刷物や名刺はエコをアピールする企業様のイメージアップにつながります。
是非ともこの機会にLIMEXを原材料とする印刷物をご用命ください。

システム(アプリ)開発
日本カード製造では製造業としては革新的ともいえる分野へチャレンジしています。
それはシステム開発の道です。
LIMEXと言う新素材との出会いから、そもそもカードに代わる『何か』を模索していた中で、学生が所持している『学生証』をアプリ化してスマホで表示できないかと考えました。
毎年年度替わりになると様々な学校の学生証をカードとして作成していて、合わせれば数万枚にもなります。
今やなんでもスマホで事足りる時代、特に若者は日常的にスマホを使いこなしています。学生証こそそんな彼等が望むアプリではないかと考えました。
そして学生証をアプリに置き換えることで弊社だけでも数万枚のカードの削減に繋がります。
また、学校側にとってもシステム導入のメリットは計り知れません。
コスト削減、労力の削減など多くの恩恵を受けることが出来ます。

弊社のアプリ開発が、SDGs の『環境配慮型ビジネス』への取り組みとして
群馬県主催の「SDGs ぐんま ビジネスプラクティス」に選定されました。
環境配慮型ビジネス

具体的な取り組み
デジタル学生証発行システム・学生証表示アプリ 「デジ学」
当社がシステム開発している学生証アプリ、「デジ学」はデジタル学生証の略語です。
発行システムを学校、所持する学生にアプリを使用していただきます。
安心して使用できる環境を整えることがシステム開発の大きな課題でした。
なりすまし等の不正行為ができないセキュリティの仕組み、安定して使用できるサーバー環境等 スマホアプリに求められる信頼を考えられる限り追求しています。
アプリ内で学校と学生がつながる双方向システム機能を備え、学校からの連絡事項を学生に発信したりすることも可能となります。早急事態の連絡網として利用することもでき、学生証だけではない付加価値を有しています。
成果・効果
文部科学省、総務省統計局の学校基本調査のデータによると、大学、大学院、短期大学、高等専門学校の総生徒数は2019年が約290万人、専修学校生約65万人を加えると先の生徒総数はおよそ350万人です。
多くの学校では学生証としてプラスチック製のカードが採用され、当社でも年間で作製する学生証の枚数は数万枚になります。
カード1枚の重さを約5gとして、学生100万人で約5t。
デジタルに置き換えていくことでブラスチック使用量を大きく削減することが可能です。
スマートフォンの保有率は13歳~19歳が83.8%、20歳~29歳で93.3%と年々上昇し続けておリ、[総務省令和元年通信利用動向調査の結果<令和元年調査(令和02.05.29公表)>]まずは専門学校、短期大学、大学の生徒であるスマートフォン保有率の高い世代をターゲットにデジタル学生証の普及を学校、学生と連携し進めていきます。
将来的には高校・中学校生徒のスマートフォンやタブレットの普及率も上昇すると予想されることから、ターゲットの層が広がることで持続性の高い事業として長期的に廃棄ブラスチックの削減に取り組んでいけると考えています。
当社にとってのSDGSと、その展望

デジタルカードの開発を進めることで新たな雇用の創出やテレワーク業務を推進することも可能となり、女性の活躍の場も広がります。
目標5.b「女性の能力強化促進のため、ICTをはじめとする実現技術の活用を強化する」に大きく寄与できるのではないかと考えています。
【学校・行政・地域と連携したデジタルカードの開発と普及】
【さらに環境に優しいecoカードの開発とリサイクル率の向上】
を両立させながら、今後も環境保全を深く考え社会に貢献していきます。